キャラ崩壊しまくり


設定では争奪戦や10年後編も終わった後です
雲雀はツナには心を開いてくれたという事で・・・

















よい子は密閉空間で
拷問化のかのような授業を受けている時間
応接室から少年の話声が聞こえる




「綱吉!」



「なんですか?  雲雀さん」

雲雀が入れたお茶をズズズズっとすすりながら
ツナは聞き返した



「ぼ・・・  僕の事  好き?」


少し照れながらツナにきいた

恥ずかしくてツナの目がみられないみたいだ


本編では絶対予想ができない
雲雀の姿がそこにはあった


ツナはニッコリ笑って答えた



「好きに決まってるじゃないですか」


聖女のようにニッコリ笑うツナ…



「なんでイキナリそんな事を?」




「不安なんだ・・・」


「不安?」


「授業中はこうやってあってくれるけど・・・それ以外では」



すかさずツナは話をそらした


「オレ   雲雀さん特製のチーズバーガ食べたいな」




少しの間沈黙が漂った


雲雀は直に立ち上がり応接室を飛び出した

雲雀は携帯を取り出し走りながら電話をしはじめた



「草壁かい? 今すぐこれから言う物を集めてきてくれ」
「小麦粉に胡麻・レタス・牛乳にヨーグルト(以下略)を家庭科室に
 15分で集めてよね」


ピッと雲雀は強引に電話を切り

ドコから出したのかわからないがマイ エプロンをカッコよく装着し家庭科室をめざした




一方応接室では


雲雀が急いで出ていくのを見送っていたツナはクスクス笑っていた


「あ〜  相変わらず雲雀さんは面白いな〜」


笑いが止まり少し真面目な顔をする


「そっか・・・  不安か・・・」



ツナはさっき雲雀が言った事について少し考えていた


「・・・」







授業終了のチャイムが流れた

このチャイムが流れ終わったら
皆が大好きな給食の時間だ

聞き覚えのある声がする



「じゅ〜〜だい〜〜め〜〜〜〜」

黙ってれば超イケメンの獄寺がパンをかかえて走ってくる


「10代目・・・ やはりここにいましたか」



「奴はいない・・・な」

まわりをキョロキョロと見まわす獄寺


「さあ  屋上で一緒に食べましょう」

笑顔100%で誘いに来た獄寺


ツナは少し迷っていた

いつもなら迷わず雲雀を置いてどっかに行ってしまう所だが

雲雀はいま  オレを信じられなくなっている

今ここで どっか行ってしまったら
雲雀はまた昔の雲雀になってしまうのではないかと









昼休みが終わり午後の授業も終わり・・・

そろそろ空が暗くなろうとする時間
廊下を走る音がする

「随分と遅くなったよ」
「やっぱチーズは市販の物を使えばよかったかな?」

家庭科室から無事帰還した雲雀

さずがの雲雀も帰ってても仕方がないと

思いながら  応接室をめざした


ガラララララ




「遅い!」




ドアを開けた瞬間 怒り気味の声がした


「いつまで待たせる気?」

雲雀は目から涙が出てきた


「つ・・・綱吉」


ツナに抱きつこうとした雲雀

まんまとツナの足に邪魔され

雲雀はツナの足の裏にキッスっという何ともいえぬ経験をした


「チーズバーガ」

「はい・・・ チーズからパンまで全て手作りのチーズバーガ・・・」

どことなく  弱っているように見える雲雀

最後の力を振り絞ってチーズバーガの入った袋をツナに渡す



ツナが袋をうけとった瞬間

バタっと雲雀は力つきた



生まれてはじめて人の足の裏にキスをした雲雀


プライドの高い雲雀にとって 凄いダメージだったらしい





「おつかれさま   雲雀さん」

ツナは雲雀さんの形見のチーズバーガを食べ始めた





−END-








骸の場合HPが増幅しそうだな・・・・