ハロウィン-おまけ-



ツナ視点です


















十一月一日


「オハヨー母さん…」

俺の名前は沢田綱吉
ごくごく普通の男子中学生だ…
昨日は町でのハロウィン仮装パーティーが催され
一町民である俺はもちろんそのお祭りに参加した
そこで毎度ながら俺は変わった人物と遭遇した
俺にそっくりの自称 吸血鬼
何やら俺のせいで
普段の食事が出来なくなったから養えとか…何とか…

何だったんだろう…


「おはよーさん…もどき」
「オハヨー」




……………

ん?
母さんにしては声が低くないか?
大人ランボ?いやそれにしちゃ声が高い…


それに もどきって…



………



直ぐに俺は声のするほうをみた


「ん?なんだよ…もどき」


奴だ…
吸血鬼っとかほざく 中二病吸血鬼
なんか普通に俺ん家のリビングのテーブルに座って
朝飯食ってんですけど…
何でコイツが此処にいんの?


「か…母さん!」
「どうしたの?ツッ君」


俺の朝飯をテーブルに運びながら
母さんは俺の声に耳を傾ける

指で中二吸血鬼を重いっきり指す


「何でコイツが!」
「ああ…家の前で生き倒れてたのよ!
話を聞いたら食費が無くて食事が出来ないって…
まだ子供なのに…」


まさか…あの時の食費とかって
全部本気だったのか!!
だったら悪い事したかな?
ちょっと中二吸血鬼に罪悪感を感じていた時
家の母親はとんでもない事を言い始めた


「だから母さん…言ったの!
ご飯位私が食べさせてあげるって!
だから今日からこの子と一緒に食事する事になるわよ…ツッ君」


ニッコリ


ええええええ!!!!




あまりの事に俺はガクゼンとするしかなかった
こうして沢田家にはハロウィンの小さなイタヅラのせいで
また一人居候らしき奴が増えました





‐END?‐









なんなんだか…