前章







十月十一日    午後



いきなりジョットの執務室で奇襲事件が!
一応事件は血を流す事なく終わったが…
廊下の奥からジェックスが現れた…
どうやらジェックスは刺客らしき者達の事について知っているみたいだ
一体ボンゴレで何が起きているのか!?







「何故お前がここに……?」



眉一つ動かさず手は刺客の方に向けたままジェックスの方を見る



「フンッ…何故だと?…お前は既に知っているんじゃねえのか?…ジョット」



二人の間はある一定の距離で止まった…
刺客達は銃を溶かされた時 戦意喪失してしまい
今は大人しく地面に座わりこんでいた



「………」

「どうやら図星のようだな…」



二人の直感が鋭く冴え渡る
それは曖昧なものでなく完全で確かなものであった



「やはり…お前が……?」

「ああ…」



ジョットの声は少し悲しく聞こえた…
たが顔は少し安心したような柔らかな顔をしていた



「……」



無言でジェックスは手を前に出す
周りの空気が激しく揺れる…

その瞬間ジョットは何かを悟ったのか
急いで執務室にある
大きな窓ガラスに向かって走りだした
バリンっと窓ガラスが割れる音がする…



「チッ…逃がしたか…」



空気の揺れが止みジェックスの手は下へさげられた

さっきまであったジョットの姿が見えない…



「せいぜい頑張りな…ジョット…」



ジェックスの顔には自然と笑みが零れていた


割れた窓からは晴れ晴れしていた空が濃い霧に包まれていて
まるで包み隠すかのようにジョットの姿は見えなかった
-NEXT-





あとがき






皆さん お久しぶりです!!
いや〜 この話を更新するの久しぶりですね
この話出来たの何時だっけなぁ
8月くらい?
どんだけやってなかったんだよ(笑)
まあやる気があったらドンドン更新していくつもりです




2009.3.6